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France_pan 9th session「スペアー」によせて  【やんわり版】

ネタばれしてるので、見に行こうと思っている人は、読まないほうがいいと思います。




会場は、まるで工事現場みたいで、それが隠されることなく、劇場を占めている。
舞台は、木村さんって男の人の部屋で、この部屋の真ん中には砂場。なんでこんなとこに砂場が?しかも、床中に白い砂が散乱しちゃってるし。砂って公園や浜辺みたいに人の集る場所にあるもんじゃない?それが個人のアパートの部屋に。冷蔵庫やゴミ箱とか、生活感があるはずなのに、それが感じられないのは、砂のイメージと、その部屋の住人のフワフワッとした人間像が強いからかも。
部屋に、木村さんの友達の辻原さんと、辻原さんの同僚の春子さんが、突然やってくる。この作品は、春子さんが吸う煙草の煙のように、あるのかないのかそんな場所。他人がいる方が安心するっていう、変な木村さんは、ファミコン好き。ビシッとスーツなんか着ちゃって、仕事にも行ってる木村さんは、うちに帰ってくれば、みんなと同じように部屋着に着替える。この作品では、服を脱いだり着たりすることが多い。辻原さんなんか、全裸になってたし。けど、服を脱いでも、着替えても、見えるのは、光の当たったとこだけ。それは辻原さんが一人で作ろうとしてた映像も同じ。2人が服を脱いだり着たりしているのは、まるで玉ねぎのように変わらない。服は何も意味ない。見えているものが本当に見えてるとはかぎんないじゃん?
辻原さんが春子さんを撮ってそれをいくつかのTVで同時上映。前に演劇の偉い人が、ある作品をピカソみたいだって言ってて、それは例えば、横から人の顔を見ているのに、目が二つとも見えたり、耳も二つ見えたり、見えるはずないものがたくさん見えるよね~ってこと。この映像も同じように、自分の目では見えない春子さんが映されるんだ。それでも、やっぱり観てしまうのは、実際の春子さん。なんでだろ。舞台は三面だから、向かいのお客さんの顔もはっきり見えて、そのお客さんから何が見えているのか気になる。その人の目線を通しての春子さんも想像してみる。けれども、どれも本当じゃないだな。どれも嘘っぽ~い。何を見てるんだろ。
辻原さんと木村さんが口移しで指を受け渡すとこ、裸の辻原さんを挟んで、三人が縦に並んで声を出すとこ、木村さんがボーリングの玉を投げた姿勢の後そのまま静止した左手が、すごく残ってる。特に左手かな。あの指先が。
舞台美術が会場中にあるから、観てる人と演じているエリアとの境目がない。そこから受ける印象は、ゴツゴツして、かさかさしている。
最後の方になると、部屋はボーリング場になる。ピンが倒れる乾いた音が鳴る中、「ストライク」だ「ガーター」だとを叫びながら、突然木村さんが会場内を走りまくる。一投目の春子さんがガーターだったから、木村さんの体を張ったスペアーは、ストライクに近いスペアーなのだよ。一番でなくてもいいのだよ、♪オンリーワン~って歌いだすのが素晴らしいなんて、そんな恥ずかしいこと言えません。だって、この作品は「スペアー」だから。「ストライク」は、一投目に10ピン倒すことだけど、「スペアー」は一投目に何本倒そうが、二投目に全部倒しちゃいいんでしょ?だから結果だけなんだよね。だから、その結果に、観る側が何を足すのか。それを考えてたら、いつの間にか木村さんの持つ乾いた空気を吸っていることに気づいて、そしたら、体から水分が奪われる、そんな気がした。
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by tsubasahappy | 2006-11-05 03:01 | パフォーミングアーツ