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偶然の距離。

夕方から出かける。
ジャンゴーダン「fluxs」@Art Thaeter dB。
この作品は、フランス人のジャンが1ヵ月半の滞在で作品を作る、アートインレジデンス。会場は、どこに座ってもいいと言われる。ダンサーではない私は、dBの舞台に触ったことがなく、舞台に座って、舞台から、満席の客席を見る。なにせ、170人(スタッフも入れれば200人弱)の人間がいるのだ。時間になると始まったのは、台に載って動きまわるプロジェクターが、壁に道で踊るダンサーを映している。街の音もともに聞こえてくる。しかし、それを映すのは、壁ではなく、出っ張った角や、出演者の控え室につながる通路(ここに映された映像は、見られる人間が非常に限られる)で、かなり見にくい場所。照明は舞台照明と言うものではなく、常設の白熱灯や客電をつけたり消したりする。舞台上にもお客はたくさんおり、プロジェクターはそこを無理矢理動くので、その道を空けるために、客は動きながらその映すものを見る。偶然にも私の後ろは、ダンサーの出はけがあり、すぐ横30センチでジャン氏が舞っている。踏み鳴らす足を、超至近距離で見る。こんなにも間近で踊る人を見たのは初めてで、それをよける他のお客とこんなに近づいたのも初めて。その距離が、鑑賞行為を取り戻してくれる。その反対で、プロジェクターは踊り手とは関係なく動き回っており、あっちこっちいく対象に、首が痛くなってきたので、あちこち探すよりも正面や客席に座るお客たちの視線を追うことにした。
その目を見ていると、「今、ダンサーが出てきたな」とか「プロジェクターがこっちに動いてるな」とかもわかる。映像もダンサーも現れていない瞬間は、突っ伏したり、友人と話していたり、一点を見つめていたり。この作品を見ることの面白さは、見るときに自らが動き回ったり、見にくい映像を追うことで、見ることが決して安楽椅子での行為ではなく、観る行為を意識し、身体的なストレスを伴うことなのだと思う。普段、寝ながらテレビを見たり、柔らかい椅子に座って映画の大画面を見つめることが普通だと思っていると、そういった鑑賞行為は新鮮になる。この行為が続けばきっと、不満になるのだろうが、こういった形態の鑑賞は、私はもっとやっていいと思う。客が共演者となるのは、こういう空気の中であると信じているので。「fluxs」とは“流れ”という意味だそうだが、その流れはうねりとなり、鑑賞者の気を動くものにしてくれる。一方的な鑑賞と、一方的な表現ではなく、両者の呼吸が近づく。
帰りに、今日から小屋入りだったFrance_panの会場に立ち寄る。
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by tsubasahappy | 2006-11-01 02:35 | パフォーミングアーツ