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ミルを記録する。
by tsubasahappy
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足止め一時間。

有意義に過ごそうと思った一日の始まり。
午前中は、洗濯して、ピナ・バウシュの「カフェミュラー」を見る。
あるカフェで、いろんな人が通り過ぎていく。叙情的。同じ動きの繰り返しが多い。正直言って、あまりおもしろくない。習い性となる、歴史の流れとか、オルタナティブな一人の人間とか、カフェのウェイターが椅子をどけるとこなんかは、すごく現代の消費文化なとこは、感じながら見ていた。たぶん、もう好みの問題で、包括的なことを扱う作品って、鋭さに欠けると思うのだ。元々動きとしての、評価はされてなかったのだし、もう一度「西麻布ダンス教室」を読み直して、あの作品について考えよう。
見終わってから、国立国際美術館へ「3つの個展:伊藤存×今村源×須田悦弘」。梅田に着いてから、肥後橋まで歩こうと思ったら、ものすごい集中豪雨。あとから知ったが、北摂はもっとすごかったみたいで、ブック1stで、ユリイカの松尾スズキ特集を読んでいたのだが、一向に止まない。もう立って読むのも疲れてきて、意を決して、屋根のあるところをつたって、南下しているうちに、段々弱まってきた。
予定よりだいぶ遅れたけど、作品を見るにはギリギリの時間に駆け込む。
始めに今村の作品。日常にある扇風機や冷蔵庫、やかんなどをリメイクしながら、目線を変えると言う視点を与えてくれる。電柱だってアンテナだって、ちょっと目線を変えれば、いつもと違うように見えるのかもしれない。
次は、須田の作品。木で、花を作る。始めに見たのが葛だったので、本物かと思っていたら、監視員の人に、木を張り合わせて作ったものだと教えてもらう。睡蓮の展示場所は自然光を採光したのかと思ったら、照明だった。良いバランスだった。
伊藤の作品は、昔にNO-MAで見たことがあるのだが、そのときは、別の人の作品が圧倒的な生命力と「縫う」という行為への徹底ぶりに感動して、伊藤の作品はあまり記憶に残っていない。今回もやはりそうで、魚の描かれていく作品は良かったが、彼の作品がイメージの連鎖でしか ないとなると、あまり興味はもてなかった。「縫う」という行為はとてもうまい手段だと思うし、連鎖というものを「縫う」という行為はまさしくつなげているので、良いことは良いのだが、もっと、賭けるものがほしい。表層的なイメージしか訴えかけてこないので、私には物足りなかった。
金子潤展もやっていた。陶ってこんなに大きい作品も作れるのかというのが驚きだった。
夜は、バイトの人たちと飲み会だったが、待ち合わせまで時間があるので、カフェでまったり本を読む。舞城王太郎「熊の場所」。演劇的に言うならば、チェルフィッチュ的で、ものすごくノイジー。一人称で、心の動きが事細かに書かれている。全てが独白で、主観でしかないのだけど、面白い。これが最近の本か。
夜は、ロシアからの留学を終えて帰ってきた、元バイトの人の歓迎会。昔の先輩も来てくれて、昨日のサッカーの話なんかで盛り上がりながら、飲み放題を飲む。
by tsubasahappy | 2006-08-23 03:32