見聞。
韓国以外でアジアの国に行ったのは、初めてで、2年前にツアーで行ったオーストラリアやニュージーランド、学生時代に行ったアメリカやヨーロッパとは全然違っていて、とても興味深かった。
今回のフェスティバルでは、通訳の他に、ボランティアのスタッフさんが、専属で何人かついてくれて、その人たちは、大学で日本語をやっていたり、日本のアニメや漫画がきっかけで、独学で日本語を勉強した人たち。街の標識は、英語、中国語、マレー語、タミル語というシンガポールの公用語で、3ヶ国語、4ヶ国語を話す人は決して珍しくない。
そして、シンガポールからすぐに行けるマレーシアは、これまた全然違う雰囲気で、街並や経済状況の違いも如実にわかる。日程の都合上、ジョホールバルにしか行けなかったけど、そこでは英語があまり通じなかった。
ボランティアの中には、マレーシア人の子もいて、たまたま滞在中にシンガポールでの選挙もあったせいで、選挙の話題になったときに自分はシンガポールでは選挙権はないけれど、イングランドでの選挙権はある、とか、シンガポールを縦断するマレー鉄道は、もうすぐなくなるけれど、そこはマレーシアの領土だ、とか、いろんなことを教えてくれた。
ボランティアの韓国人の子が、昔住んでいたマレーシアのとある地域では、30種くらいの少数民族が独自の言葉を話し、彼の地域ではイバン語を話していたそうだ。彼は、バリバリ理系の電子工学専攻だけど、イバン語も入れて、6言語を話せる。
シンガポール国立大学にも行った。授業のレジュメは、全て教授が事前にデータをネットにアップしておくので、そこからダウンロードしておくとか、図書館の資料を延滞したら、一日あたり罰金がかかるとか、ささいな違いだけどビックリ。学食は、案内してくれた子が一番おいしいというインドネシア料理を食べた。おいしかった。大学の寮に入るには、成績はもちろん、課外活動もせねばならず、その活動によってポイントが付与され、それによって施設の良い寮に入れるそうだ。また、この国では、頭のいい子どもは、中学生の頃から、第三外国語を学ぶこともできるそうで、私はそれを羨ましいと思った。
中国人の話す英語を、Chinglishと呼ぶそうだが、初めて聞いて、正直、わからなかった。慣れない私には、中国語に聞こえ、ときおり拾える単語によって、かろうじて英語の雰囲気が伝わるくらい。
兵役を終えたばかりで、8月から法学部の1年生になる子は、現場では、いつもいつも水や氷を運んできてくれる、ウォーターボーイ。弁護士や裁判官になりたいわけじゃなく、法律の考え方を学びたいと言っていた。経済学部や人文科学部は、フレキシブルだが、法学はとても専門的なので、そういうところが逆にイイそうだ。
シンガポールでは、職業による人種の階級もはっきりしていて、簡単に言うと、ブルーカラーはマレー人やインド人などの肌の黒い人たちが多く、管理職や上級職には中国系。端から端まで2時間で行けるこの小さな国でも、アラブ人街やインド人街、中国人街というのはあって、それぞれの人種は、その地域をほとんど出ずに暮らしているようだ。
シンガポールという国は、あまり魅力的ではなかったけれど、そこで会った人は興味深く、自分もアジア人なので、良い意味で外国に来たときのストレンジャー感はなかった。
良い経験だった。
今回のフェスティバルでは、通訳の他に、ボランティアのスタッフさんが、専属で何人かついてくれて、その人たちは、大学で日本語をやっていたり、日本のアニメや漫画がきっかけで、独学で日本語を勉強した人たち。街の標識は、英語、中国語、マレー語、タミル語というシンガポールの公用語で、3ヶ国語、4ヶ国語を話す人は決して珍しくない。
そして、シンガポールからすぐに行けるマレーシアは、これまた全然違う雰囲気で、街並や経済状況の違いも如実にわかる。日程の都合上、ジョホールバルにしか行けなかったけど、そこでは英語があまり通じなかった。
ボランティアの中には、マレーシア人の子もいて、たまたま滞在中にシンガポールでの選挙もあったせいで、選挙の話題になったときに自分はシンガポールでは選挙権はないけれど、イングランドでの選挙権はある、とか、シンガポールを縦断するマレー鉄道は、もうすぐなくなるけれど、そこはマレーシアの領土だ、とか、いろんなことを教えてくれた。
ボランティアの韓国人の子が、昔住んでいたマレーシアのとある地域では、30種くらいの少数民族が独自の言葉を話し、彼の地域ではイバン語を話していたそうだ。彼は、バリバリ理系の電子工学専攻だけど、イバン語も入れて、6言語を話せる。
シンガポール国立大学にも行った。授業のレジュメは、全て教授が事前にデータをネットにアップしておくので、そこからダウンロードしておくとか、図書館の資料を延滞したら、一日あたり罰金がかかるとか、ささいな違いだけどビックリ。学食は、案内してくれた子が一番おいしいというインドネシア料理を食べた。おいしかった。大学の寮に入るには、成績はもちろん、課外活動もせねばならず、その活動によってポイントが付与され、それによって施設の良い寮に入れるそうだ。また、この国では、頭のいい子どもは、中学生の頃から、第三外国語を学ぶこともできるそうで、私はそれを羨ましいと思った。
中国人の話す英語を、Chinglishと呼ぶそうだが、初めて聞いて、正直、わからなかった。慣れない私には、中国語に聞こえ、ときおり拾える単語によって、かろうじて英語の雰囲気が伝わるくらい。
兵役を終えたばかりで、8月から法学部の1年生になる子は、現場では、いつもいつも水や氷を運んできてくれる、ウォーターボーイ。弁護士や裁判官になりたいわけじゃなく、法律の考え方を学びたいと言っていた。経済学部や人文科学部は、フレキシブルだが、法学はとても専門的なので、そういうところが逆にイイそうだ。
シンガポールでは、職業による人種の階級もはっきりしていて、簡単に言うと、ブルーカラーはマレー人やインド人などの肌の黒い人たちが多く、管理職や上級職には中国系。端から端まで2時間で行けるこの小さな国でも、アラブ人街やインド人街、中国人街というのはあって、それぞれの人種は、その地域をほとんど出ずに暮らしているようだ。
シンガポールという国は、あまり魅力的ではなかったけれど、そこで会った人は興味深く、自分もアジア人なので、良い意味で外国に来たときのストレンジャー感はなかった。
良い経験だった。
by tsubasahappy
| 2011-05-20 03:13